「ミュンヘン」("Munich")(2005)

見てきました。
重いテーマの映画ですし、もう1度見たいかと言われると微妙ですが、サスペンス映画としても、うまく作ってたと思います。
暗殺の方法が一人一人違って迫力があり、不謹慎ですが、次はどういうふうにするのかな、とか。
ただ、今何人目だっけ、とか、ここはどこ？とか、この人はどこの、どういう立場の人？とか、混乱する場面もありました（汗
役者は、みんなうまいです。
主人公以外は、あまり深く描かれていないので、演技賞うんぬんを狙える作品ではないですが、フランスの情報屋ルイ(Mathieu Amalric)が、特に印象的でした。
ダニエルの役は、ちょっと中途半端な気がしました。
車輌係ということだけど、カーチェイスがあるわけではないし（それをやったら、別の映画になっちゃうか）、血の気は多くても、一人で冷酷に殺人をおかす場面もなかった気がするし、要するに見せ場がない（ｗ
surprisingly small roleは、本当でした。
贅沢な使い方しちゃって．．．＞スピルバーグ
ま、これは他の役者にもいえるかもしれません。
ルイの役は美味しかったと思うので、これをダニエルがやってたらどうかなあ。
フランス人役だから、そもそも割り当てられないだろうけどね。
IMDbを見てたら、ダニエルは、南アフリカ系ユダヤ人という設定なわけですが、英語がひどいという意見が出てました。
南アフリカが舞台の、ある映画を教材にした様子があり、そもそも、そこでの南アなまりの英語がでたらめだったらしい（ｗ
スピルバーグ映画でも、そんなミスがあるんだなと思うと同時に、小さい役なんだから、そこまでこだわれというのも無理だろうという気もしたり。